今後も未公開にする:73.3%
 自分が経営している間は未公開:21.7%
 できれば公開したい:4.3%


「自分が経営している間は未公開にする」を含むと95%が当面の未公開を予定しています。できれば公開したい企業は経営者が個人保証で借金をしていて事業の承継に困っているか、企業の知名度を上げたいか、ということが予想されます。

株式を上場するまでの経営年数について調べたSMBCコンサルティングの調査によると、2005年に上場した158社の平均は18年7ヶ月で、その中には30年を超えた企業も33社、60年を超えた企業が3社含まれていたそうです。最短期間は外資系サービス業の12ヶ月で、最長は化学会社の80年3ヶ月でした。
1995年の調査では、平均年数が32年で、2000年は22年で、短期間に年数が短くなっています。この期間に東証マザーズや大証ヘラクレスなどができた事による影響が考えられます。創業100年を超えてから株式を上場したら、さぞかし話題になることでしょうね。

次に、株式未公開を続ける理由を聞きました。

43グラフ

理由の第1に上がっているのは、「そのほうが経営しやすい」でした。長寿企業は自己資金を豊富にもっています。「外部の資金は必要ない」と答えた企業は22.4%あって、これらの企業には株式の上場は煩わしいだけかもしれません。仮に、株式を公開すると、株主利益を考える必要がでてきますし、毎期、配当することが期待されます。
また、株主総会を通じて、株主の意見を聞き、経営に取り入れていくことも求められます。近年では、経営上のトラブルをとらえて、株主代表訴訟ということも起こりえます。

今までのアンケート結果を見ると、長年正しい経営をし、資金を蓄積してきた企業にとって、外部株主の意見がもっとも経営を左右するのが本当に正しい経営なのか、という疑問を持っている節があります。
自己資本率が40%を超えると、無借金状態だと言われます。長寿企業には自己資本比率が高い企業が多いので、あえて株式を上場して、借金をする必要はない、というのが本音のようです。また、M&Aも増えてきている昨今、それに対する怖れは長寿企業ならばこそ、強いものがあるでしょう。