長寿企業の経常利益の現状と、先代経営者から引き継ぐ要素として「技術」を大事に考えている経営者の回答を掛け合わせたものです。ここからは経営の利益率と技術への関心の強さに関係があるかどうかがわかります。

58図表

全体的に、技術の評価が高い事がわかります。ポイントは「カネ」の時に、11%以上のグループは「カネ」を重要と選んだのは第2位でしたが、この技術では重要を選んだのが第1位になっていることです。2%以下のグループではわずかな差で2位になりましたが、ほかのグループは「カネ」と比べると、1位と2位の差が開いています。今回のアンケートで技術に対する評価が高いのは一貫していますが、それは利益率との関連はありませんでした。

58グラフ

技術については、「やや重要である」と「重要である」の合計の割合が非同族で84%、同族で78%です。若干、非同族のほうが重要に思っているようですが、特質を表すほどの差ではありませんでした。
同族も非同族も同じぐらいに技術は大事だと思っています。ただ、「重要」を選んでいる比率は非同族のほうが多く、全体でも6%多かったので、若干、非同族のほうが技術には関心が高いと言えそうです。
同族は長年の経営でこだわっていること、まとっているものがたくさんあります。経営を維持してゆくのに大事なものは暖簾だのブランドだの信用など、いろんなものがあります。しかし、非同族にとっては、自分が経営している年数が勝負です。その結果として、このような評価になったと考えられます。