長寿企業の経常利益の現状と、先代経営者から引き継ぐ要素として「経営哲学」を大事に考えている経営者の回答を掛け合わせたものです。ここからは経営の利益率と「経営哲学」への関心の強さに、関係があるかどうかがわかります。

60図表

この表で明らかなのは「2%以下」以上のところで、2位との圧倒的な差を付けていることです。1位でこれだけ2位と差を付けたのは「ヒト」に次ぐ数字です。つまり、赤字でない企業においては、「ヒト」が1位で「経営哲学」を2番目に重要視してきた、ということがわかります。
赤字のグループで1位と2位の差がほとんど無いのは経営哲学を軽視しているからかもしれません。逆に重視する事で、浮上するかもしれないチャンスがある事を示しています。

60グラフ

同族と非同族でわけた表ですが、ここに大きな違いが出現しました。同族の「やや重要である」と「重要である」の合計は82%ですが、非同族のそれは68%です。非同族の人たちは経営哲学は同族のものであると考えているか、非同族として経営をしてゆくのに先代からの「経営哲学」には若干の抵抗感があるのか。非同族の経営者が自分の経営哲学を浸透させるには時間がかかりすぎるので、「経営哲学」以外のものを重視しているということでしょう。「重要」を選んだ%では、55%と40%の差が出ています。これにも有意な差が出ていると言えるでしょう。