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40%が経営の継承がうまくできた理由として、「同族経営を続けてきたから」をあげました。同族経営礼賛になっています。この結果と、第45回の回答で、代々の経営者は80%が同族でありましたので、このふたつは表と裏の関係にあります。同族経営を続けてきたから経営の継承がうまくできて、その結果、80%の会社では平均144年間、同族経営を続けてきた、ということです。
144年間には平均4回程度の経営の継承がおこりました。その時、80%の会社が同族への継承を行い、それは今日の結果として良かった、という評価をしているようです。
また、第47回にあるように、後継者の人選で重要なことは「同族者であること」は29%で、けっして高いわけではありませんでした。しかし、結果として今回の調査対象であった非上場の長寿企業では、同族性は高いと言えます。

アンケートに答えていただいた東京のある老舗企業からは、化粧品の資生堂の創業者・福原有信氏が輩出しました。長寿企業は、長年、地元を支え、雇用を守ってきました。そして、多くの起業家も輩出してきて、まさに日本の下支えをし、日本産業の母胎となった企業です。もっと評価されて良いと思うのは、筆者だけではありません。